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東邦テナックス、リサイクル素材を使用したCFRTPとして「テナックス」Eコンパウンドを開発

2017/3/7 12:20
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発表日:2017年3月7日

CFRTPリサイクルによる新たなソリューション

「テナックス(R)」Eコンパウンドの開発と展開について

東邦テナックス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:中石 昭夫)の欧州事業会社であるトーホウ・テナックス・ヨーロッパ社(http://www.tohotenax.com/)(ドイツ・ブッパタール市、以下「TTE」)は、このたび、リサイクル素材を使用したCFRTP(Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastic:熱可塑性炭素繊維複合材料)として「テナックス」Eコンパウンド rPEEK CF30を開発しました。

このリサイクルCFRTPの成形品サンプルは、3月14日よりパリで開催される「JEC ワールド 2017」において展示されます。(ブースNo. hall 6, G28)

※参考画像は添付の関連資料を参照

昨今、CFRTP市場では、高速加工や、加工工程における端材発生の極小化、耐薬品性の向上などが求められています。こうしたニーズに対応するため、TTEでは炭素繊維「テナックス」により、熱可塑性樹脂を使用した一方向性プリプレグテープ「テナックス」TPUDや、エアバス社の最新鋭中型機であるA350XWBの一次構造材として採用された炭素繊維強化熱可塑性樹脂板「テナックス」TPCLなどの開発を進めてきました。

こうした中、航空機などへの炭素繊維の適用拡大に伴い、加工工程で発生する端材の有効活用などが喫緊の課題となっており、リサイクル性の向上が強く求められています。TTEはこうした需要に対応すべく、「テナックス」を使用したリサイクル素材としてコンパウンド材料の研究開発を進めてきました。

このたびTTEが開発した「テナックス」Eコンパウンド rPEEK CF30は、炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板を加工する際に発生する端材と、熱可塑性樹脂ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のリサイクルポリマーを組み合わせることで得られる炭素繊維30%(重量)を含む素材です。射出成形に必要とされるバージン品と同等の引張強度、粘度、耐薬品性、耐摩耗性、低吸水性を有するとともに、バージン品に対して4~6割のコスト削減も実現しています。そして、パートナーである航空機のOEMメーカーなどとともに、「テナックス」のリサイクル素材を使用したアクセスパネル(主翼などに使用される給油や点検の時のふた向け部材)のサンプル製造に成功しました。

TTEは、航空宇宙用途のみならず、自動車用途などに向けても「テナックス」Eコンパウンド rPEEK CF30の適用を目指しており、樹脂事業の欧州販売拠点で、既にポリカーボネート樹脂「パンライト」やポリカーボネート系アロイ樹脂「マルチロン」などを広く自動車市場に展開しているテイジン・カセイ・ヨーロッパ(Teijin Kasei Europe B.V.)とともに、グループ一丸となって市場開拓を進めていきます。

帝人グループは、このたびの「テナックス」Eコンパウンド rPEEK CF30の開発により、炭素繊維リサイクル素材の市場展開を加速するとともに、複合化技術を強みとして、マルチマテリアルでの部品供給メーカーを視野に事業展開していきます。

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0438678_01.JPG

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