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大林組など、不燃木材の白華抑制塗料「ウッドエフロバリア」を開発

2017/2/16 10:50
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発表日:2017年2月15日

不燃木材の白華抑制塗料「ウッドエフロバリア」を開発

難燃剤の溶出を抑制し、長期にわたり内装木材の美観と防火性能を保持します

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)と大林組グループの株式会社内外テクノス(本社:東京都新宿区、社長:春日晴紀)は、不燃木材の白華(はっか)抑制塗料「ウッドエフロバリア」を共同開発しました。

木材には独特の美しさや温かみ、質感があることから、さまざまな建物で使用されています。天井や壁など建物の内装に使う場合には建築基準法上で防火制限が定められており、使用部位によっては不燃または準不燃材料(※1)を使用することとなっています。

一般的に内装に使う場合には難燃剤を浸透させた不燃木材を使用しますが、難燃剤の持つ潮解性(※2)が、エフロレッセンス(白華)と呼ばれる、白い汚れが木材の表面に染み出す現象を引き起こすことがあるため、難燃剤の溶出を抑制する白華抑制塗料を塗装する必要があります。

しかし、従来の白華抑制塗料はその構造上、空気中の湿気などによる難燃剤の溶出を長期間抑制できないことから、美観と防火性能の低下が問題となっていました。

*参考画像は添付の関連資料を参照

このたび大林組が共同開発したウッドエフロバリアは、従来使用されてきた白華抑制塗料の塗膜構造を改良したもので、難燃剤の溶出を長期にわたり抑制し、木材の美観と防火性能を保持します。内外テクノスは、ウッドエフロバリアを塗装した不燃木材を、大林組が施工する建物に限らず広く一般に向けて販売します。

ウッドエフロバリアの主な特長は以下のとおりです。

1.長期にわたり不燃木材の白華を抑制し美観と防火性能を保持

従来の白華抑制塗料の塗膜は網目構造であることから、使用環境によっては難燃剤の溶出を抑えきれず、施工してから半年も経たないうちに白華が発生する場合がありました。ウッドエフロバリアの塗膜は、面構造高分子が強固かつ緻密に結びついた多層面構造となっているため、執務室や応接室など一般的な環境下では約10年間、白華が発生しやすい多湿な環境下でも約5年以上、難燃剤の溶出を抑制し、美観と不燃木材の防火性能(不燃または準不燃)を保持します。

*参考資料は添付の関連資料を参照

2.メンテナンス費用を大幅に削減

ウッドエフロバリアは長期にわたり白華を生じさせないため、従来の白華抑制塗料に比べ再塗装を行う頻度が低くなります。これまでは、数年に一度、白華が目立ち始めた段階で拭き清掃や下地処理を含めた再塗装を行うことが一般的でしたが、ウッドエフロバリアにおいては、約10年に一度の再塗装で白華を抑制できることから、費用を大幅に削減することが可能です。

近年、公共建築物等木材利用促進法の施行を契機に公共施設をはじめ一般建築物への木材利用が進みつつあることを踏まえ、大林組では内装に使用する木材だけではなく、環境条件の厳しい屋外で使用する木材へも適用可能なウッドエフロバリアの開発を進めています。今後、大林組は防火性能が要求される内外装などに本塗料を積極的に提案することで、木材のさらなる高性能化を図るとともに利用促進に貢献していきます。

※1 不燃・準不燃材料

 国土交通大臣が定めた材料または認定した材料で「不燃」「準不燃」「難燃」の性能区分があります。

 【不燃材料】火気を使用する調理室や高い防火性能が求められる避難経路、建築基準法上で高い防火性能が求められる居室の壁や天井に使用

 【準不燃材料】スプリンクラーがない地下の無窓居室など、不燃材料ほどの防火性能を必要としない居室などの壁や天井に使用

 【難燃材料】スプリンクラーが設置されるなど、火災のリスクが小さい居室の壁や天井に使用

※2 潮解性

 固体を空気中に置いたとき、空気中の水分を固体が吸収して水溶液になる現象

以上

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0436668_01.JPG

参考資料

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0436668_02.JPG

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