/

近畿大と東北大など、アルマ望遠鏡で暗黒矮小銀河の光をとらえる謎に包まれた暗黒矮小銀河の正体を解明

発表日:2017年2月10日

【研究成果】世界初! アルマ望遠鏡で暗黒矮小銀河の光をとらえる 謎に包まれた暗黒矮小銀河の正体解明への第一歩

近畿大学理工学部の井上開輝准教授を主とし、本学理学研究科天文学専攻の千葉柾司教授を含む国際研究グループは、チリ共和国に設置された世界最高の性能を誇る巨大電波干渉計「アルマ望遠鏡(注1)」による観測で、暗黒矮小銀河(注2)(大変小さく暗い銀河)の冷たい塵が放つ微弱な光と考えられるシグナルを世界で初めて検出しました。この発見は、謎に包まれた暗黒矮小銀河の正体を解明する手がかりになると期待されています。本件に関する論文が、平成29年(2017年)1月30日に米国の学術雑誌「The Astrophysical Journal Letters」に掲載されました。

【本件のポイント】

◆世界で初めて、暗黒矮小銀河の塵が放射する微弱な電波らしきシグナルを検出

◆国際プロジェクトによる世界最大の電波干渉計「アルマ望遠鏡」で観測

◆宇宙の謎の一つである「行方不明の矮小銀河問題」解明への第一歩

■本件の概要

宇宙は未だに謎に満ちていますが、研究が進むなかで理論と観測が合わない問題がいくつか生じています。その一つが「行方不明の矮小銀河問題」です。矮小銀河とは、私たちの住む天の川銀河の約1000分の1以下の質量しかない小さな銀河のことですが、観測されている矮小銀河の数が理論予測より著しく少ないのです。その理由として推測されるのは、宇宙にはほとんど光って見えない暗黒矮小銀河がたくさん潜んでいるのではないかということです。暗黒矮小銀河とは、名前の通り大変暗い天体でその正体は謎に包まれています。その謎を解明するには、暗黒矮小銀河の放つ微弱な光を直接とらえるか、重力により近くを通る光の経路を曲げる「重力レンズ効果」を使って質量を測定するか、どちらかしかありません。

本研究グループは、地球から114億光年離れた天体をアルマ望遠鏡で観測しました。その結果、観測対象の天体のすぐそばに、冷たい塵(小さな岩や氷の粒)によるものと考えられる微弱な電波を検出しました。その場所に暗黒矮小銀河があると仮定すると、天体の観測結果に現れたいくつかの現象が説明できることが分かりました。今後追観測を行うことで、暗黒矮小銀河の大きさや距離などを精密に測定し、その正体に迫りたいと考えています。

※研究の詳細などリリース詳細は添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

研究の詳細などリリース詳細

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0436184_01.pdf

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

産業で絞り込む
  • すべて
  • 情報・通信
  • メディア
  • 電機
  • 金融・保険
  • 自動車
  • 輸送・レジャー
  • 食品
  • 流通・外食
  • 日用品
  • 医薬・医療
  • 建設・不動産
  • 機械
  • 素材・エネルギー
  • 商社・サービス
  • すべて
  • 情報・通信
  • メディア
  • 電機
  • 金融・保険
  • 自動車
  • 輸送・レジャー
  • 食品
  • 流通・外食
  • 日用品
  • 医薬・医療
  • 建設・不動産
  • 機械
  • 素材・エネルギー
  • 商社・サービス

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン