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富士経済、中国ECと中国向け越境ECの市場の調査報告を発表

企業:カルビー
産業:

発表日:2017年2月9日

中国ECと中国向け越境ECの市場を調査

―2019年予測―

■日本からの中国向け越境EC市場 1,270億元(2兆1,044億円)

…化粧品や生活雑貨を中心に需要が拡大

■中国向け越境EC全体市場 4,700億元(7兆7,879億円)

…日本、アメリカ、韓国からの展開が中心

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03-3664-5811)は、消費者の旺盛な購買意欲に支えられて拡大を続ける中国のEC市場について、中でも伸びが著しい中国向け越境ECを中心に調査した。その結果を報告書「中国向け越境EC市場の実態と今後 2016」にまとめた。

この報告書では、中国ECと中国向け越境ECの市場規模および商品カテゴリー別、受注形態別、販売エリア別の市場動向や購入者属性などを分析すると共に、中国向け越境EC市場への参入企業のケーススタディを通して、市場の現状を把握し今後の方向性を予想した。なお、市場は物販を対象とした。

中国政府は内需主導型の経済成長を目指しており、ECの普及を積極的に進めている。特に越境ECについては、国外での消費を国内消費に切り替えられることから法改正などにより活性化を図っている。日本からの中国向け越境ECも年々増加しており、2016年にはアメリカや韓国などを抑えて最大の市場規模になると見込まれる。

※換算レートは各年の12月末のTTMレートを参考とした。2016年以降は1元=16.57円とした

<調査結果の概要>

■日本からの中国向け越境EC市場(物販)

*グラフ資料は添付の関連資料を参照

市場は急拡大を続けており2016年は613億元(1兆158億円)が見込まれる。中国市場への進出を図る手段として越境ECへ注目が集まり、2015~2016年にかけて日本企業による中国ECサイトへの旗艦店出店や卸での進出が増えた。中国で日本の化粧品や雑貨、食品、家電などの認知度が高まっていることも、市場拡大の追い風となっている。大都市が集中している華東、華北、華南が需要の中心である。

商品カテゴリー別では生活雑貨、ビューティ他がそれぞれ30%以上の構成比を占めている。

生活雑貨はベビー用紙おむつが主要商品である。越境EC普及前から中国製に不安のある消費者には日本製の人気が高く、個人輸入や旅行時の購入、中国国内ECでの転売品の購入などが行われていた。しかし、これらのルートでは劣化品や粗悪品が流通しブランドにダメージを与えるリスクがあるため、参入メーカーによる越境ECでの展開が広がっている。また、ベビー用紙おむつはドラッグストアなどの流通系ECでの取り扱いも多いことなどから、価格競争が激化している。

ビューティ他はスキンケアを中心とした化粧品の人気が高い。2016年4月に行郵税が廃止されたことにより、100元以上の商品は実質減税となったため、単価の高いスキンケア商品の販売が増えている。シャンプー、ヘアケア商品も需要が高い。今後は高級スキンケアブランドの進出が期待される。

アパレルはベビー・子供服、インナーウェア、マタニティウェアなどの販売が徐々に増えている。 家電は炊飯器や空気清浄機などインバウンド消費の人気商品が中心であるが、取り扱いは小規模である。欧米製品の人気が高いものの、食品は菓子類や飲料(リキッド、茶葉類)が中心で、「フルグラ」「じゃがポックル」(共にカルビー)などのインバウンド消費でも人気の商品が売れ筋である。健康食品・医薬品はサプリメントが中心であるが実績はまだ小さい。

受注形態別ではスマートフォン経由が60%以上を占めている。4G対応の安価なスマートフォンが普及しており、独身の日などの大規模なセールイベント時にイベント中継をPCで鑑賞しながらモバイル端末で商品を購入する消費者が多い。また、ECサイト側ではショッピング用のスマートフォンアプリを公開し、クーポン発行などでスマートフォンへの顧客誘導を進めている。

現状、ベビー用紙おむつとスキンケア化粧品に需要が集中しており、他の商品カテゴリーへの広がりはまだ弱い。中国で需要を獲得するためには、知名度向上に向けた新商品発売イベントの開催や、セールイベントへの協力などの投資が必要である。また、化粧品が越境ECに関わる新たな税制度への対応を迫られているように、中国の法整備の変更に対応する必要があるなど、今後も市場は拡大が予想されるものの課題も多い。旗艦店出店などの直営モデルだけでは環境変化への対応が難しいため、ECモールへの卸販売や、現地向け商品の開発などによる市場開拓が更に進むことが期待される。

*リリース詳細は添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

グラフ資料

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0436065_01.JPG

リリース詳細

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0436065_02.pdf

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