夏枯れ相場に透ける不穏な動き
証券部 大越優樹
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それは、14時を過ぎての急速な動きだった。それまで前日比30円程度の小幅安で推移していた日経平均株価がスルスルと下げ足を速めた。原因は日経平均先物9月物に断続的に出された大規模な売り注文。その額は多い時には1分間に2000枚(1枚はおよそ1500万円)に上った。「外国人投資家の仕掛け的な動き」(国内証券ストラテジスト)という見立てが専ら。先物の日中売買高は5万枚超と7月18日以来の水準に膨らんだ。...
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