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東京証券取引所が24日に発表した1月第3週(15日~18日)の投資部門別株式売買動向(東京・名古屋2市場、1部、2部と新興企業向け市場の合計)によると、海外投資家(外国人)は10週連続で売り越した。売越額は542億円だった。前の週は2905億円の売り越しだった。米国株が堅調な中で日本株に対する先安観が後退し、売越額が縮小した。
この週の日経平均株価は306円(1.50%)上昇した。米中貿易摩擦の緩和期待で、前の週に続き投資家心理が改善した。「指数が上昇する場面では、海外の短期利益目的の投資家が散発的な売りを出していた」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との見方があった。
一方、個人は2週連続で売り越した。売越額は996億円だった。前の週は1743億円の売り越しだった。「年末の株価下落で含み損を抱えた個人が多く、株価上昇にあわせて戻り待ちの売りを出していた」(東海東京調査センターの仙石誠シニアエクイティマーケットアナリスト)という。
信託銀行は9週連続で買い越した。買越額は259億円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕