新興株前引け マザーズ反落、ジャスダック続伸 高値警戒で売り
2日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比5.06ポイント(0.40%)安い1257.95だった。米株高を受けて朝方は高く始まったが、前日までに4日続伸していたこともあって次第に高値警戒から売りが優勢になった。フリーやメルカリなど時価総額の大きい銘柄が下げた。
AIinsやBASE、ラクスが下落した。一方、アンジェスやジーエヌアイが上昇したほか、神経疾患の治療薬で米バイオヘイブン社とライセンス契約を結んだそーせいが買われた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比5円47銭(0.15%)高い3673円67銭となった。新型コロナワクチンの実用化に伴う景気回復への期待から不二精機やハーモニックなどの新興市場の景気敏感株の一角には買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で439億円、売買高は7795万株。HAPiNSやリプロセルやプロルートが上昇した。半面、11月の既存店売上高の伸びが前月から大きく鈍化したワークマンが売られた。マクドナルド、出前館も下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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