新興株19日 ジャスダック続落、マザーズは続伸 きょう公開のアララは売買不成立
19日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比4円35銭(0.12%)安い3572円69銭だった。午後には19日の東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が500人を超えたと伝わるなど、景気回復が遅れるとの懸念が重荷になった。ただ、宅配需要が増加するとの思惑で出前館が買われるなど、コロナ禍で業績拡大が期待できる銘柄には買いも入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で639億円、売買高は1億1430万株だった。マクドナルドやリバーエレ、SEMTECが下落した。半面、正午に中期経営計画を発表したNo.1が買われたほか、セプテニHD、セリアは上昇した。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比4.04ポイント(0.34%)高い1198.68だった。「Withコロナ銘柄が再物色されつつあった」(国内証券の投資情報担当者)として、メドレーやチャットWなどへの買いが目立った。ラクスやSansanも上昇した。一方、AIinsやマネフォが安い。サイバダインは朝高後、下落に転じた。
19日に東証マザーズ市場に新規上場したアララは、買い気配のまま取引を終えた。気配値は3220円と、公開価格(1400円)の2.3倍だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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