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7日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅ながら4日続落した。終値は前日比3円01銭(0.08%)安の3552円17銭だった。米中関係が悪化すれば世界経済の重荷になるとの見方から、外需株や直近上昇が目立った銘柄を中心に売りが優勢となった。市場では「12月中旬以降の新規株式公開(IPO)ラッシュを控え、積極的な買いを控える個人投資家が多かったようだ」(いちよし証券の宇田川克己投資情報部課長)との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で523億円、売買高は8441万株だった。シンバイオやユニバーサル、ハーモニックが下落した。半面、テリロジーやジェイテック、秋川牧園は上昇した。
東証マザーズ指数も小幅に4日続落した。終値は前日比0.31ポイント(0.03%)安の980.61。サンバイオやオンコリスが下げ、メルカリは連日で上場来安値を更新した。一方、ALBERTやオイシックス、アズームが上げた。「直近買われていた銘柄や時価総額が大きい銘柄が売られ、IPOをしたばかりの銘柄に資金が流れていた」(国内証券の情報担当者)という。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕