新興株26日 マザーズとジャスダック反発、ジオコードとミット売買不成立
26日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比4.70ポイント(0.39%)高い1204.22だった。新型コロナウイルスのワクチンの開発進展を背景にした景気回復への期待が続き、投資家心理が上向いた。一方、感染収束が見通せず、緊急事態宣言の再発令への警戒感もくすぶっており、Sansanやフリーなどテレワーク関連銘柄への買いが目立った。
サカイ引越と提携し一気通貫でサービスを提供すると発表したGAテクノが買われたほか、イードは同社の「バーチャルキー」が24時間レンタカーサービスに採用されたと発表し、制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。一方、BASEやAIins、メドレーが下落した。
日経ジャスダック平均株価も反発した。終値は前日比15円18銭(0.42%)高い3630円79銭だった。景気回復への期待からハーモニックや東洋合成など新興市場の景気敏感株に買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で543億円、売買高は9992万株だった。出前館やアスコット、大戸屋HDが上昇した。半面、ワークマンやリバーエレ、ウエストHDは下落した。
26日にジャスダック市場に新規上場したジオコードは、買い気配のまま上場初日の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、1250円)の2.3倍にあたる2875円まで切り上げた。
25日にジャスダック市場に新規上場したミットは、上場2日目のきょうも買い気配のまま取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、690円)の5.3倍にあたる3655円まで切り上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
関連キーワード
関連企業・業界