新興株16日 ジャスダックは反発、マザーズは反落 BASEは11%安
16日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前週末比4円93銭(0.13%)高い3602円59銭だった。新型コロナウイルスのワクチン開発が進み、経済活動が正常化するとの期待から堅調に推移した。7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値で高い成長率の伸びが確認できたことも買い安心感につながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で651億円、売買高は1億672万株だった。ハーモニック、ワークマン、不二硝が上昇。半面、出前館、中京医薬、テラは下落した。
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前週末比13.08ポイント(1.05%)安い1231.92だった。13日の決算発表を受けて、成長の鈍化懸念からBASE、チャットW、HENNGEなどの主要銘柄への売りが膨らみ、指数を押し下げた。BASEはおよそ11%安。半面、野村証券が投資判断を最上位の「バイ」に引き上げたサイバダインは上昇。ケアネット、ギフティも買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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