新興株6日 ジャスダックは続伸、マザーズは3日ぶりに反落 ネット関連に利益確定売り
6日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は3日ぶりに反落した。終値は前日比12.38ポイント(0.99%)安い1243.27だった。米大統領選後の政局を巡る観測で米ハイテク株が上昇し、国内でもマザーズ市場に上場するネット関連銘柄を中心に買われていたが、割高感も強まっており個人投資家などが利益確定売りを出した。市場では「25日移動平均線を上値のメドに売りが出ている」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との指摘があった。日経平均株価が29年ぶりの高値を付け、値動きの良さから資金が主力株にシフトしたことも響いたようだ。
BASEやすららネット、AIinsが下落した。一方、直近で新規株式公開(IPO)したレッティやカラダノートが買われたほか、ジーエヌアイやJTOWERが上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比15円66銭(0.44%)高い3609円33銭だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で516億円、売買高は1億555万株だった。ウエストHDが上場来高値を更新したほか、BBタワーや出前館が上昇した。半面、ワークマンやマクドナルド、セプテニHDは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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