新興株13日、ジャスダック小反落 直近上場銘柄安でマザーズ続落
13日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅ながら5営業日ぶりに反落した。大引けは前日比3円46銭(0.15%)安の2365円01銭だった。円高・ドル安などを背景に日経平均株価が反落。投資家心理が悪化し、新興市場の銘柄にも利益確定売りが出た。
ただ、下値も堅かった。市場では「業績面の好材料が出た一部の銘柄が上昇したことで、ジャスダック平均の下落幅は限られた」(インベストラストの福永博之代表)との分析が聞かれた。12日に好決算を発表したフェローテクや、業績見通しの上方修正を発表したアールテックといった銘柄が上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で706億円、売買高は1億6352万株。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は6営業日ぶりに反落した。
アールビバン、ブロッコリーやアエリアが下落。ガーラ、ガンホーやRSCが上昇した。
東証マザーズ指数は大幅に続落した。大引けは前日比15.24ポイント(1.72%)安の868.79だった。クラウドWやスノーピークなど昨年12月に新規株式公開(IPO)した銘柄の多くが下落したことが響いた。ミクシィ、BEENOSやUBICが下落。アクロディア、モブキャスやカヤックが上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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