新興株2日 ジャスダック9カ月ぶり高値、マザーズ5日続伸 ワクチン普及期待
2日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比11円13銭(0.30%)高い3679円33銭と、2月21日以来およそ9カ月ぶりの高値を付けた。新型コロナウイルスのワクチン実用化に伴う景気回復期待から、ハーモニックなど新興市場の景気敏感株の一角に買いが入った。また、好材料の出た銘柄への買いも指数を支えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で714億円。売買高は1億3257万株と、10月22日以来の高水準だった。個人向けのiPS細胞作製の受け付けを2021年1月から始めると明らかにしたリプロセルが上昇。今期の最終損益の黒字見通しを示したHAPiNSは、一時制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。半面、ワークマンや出前館、ウエストHDは下落した。
東証マザーズ指数は5日続伸した。終値は前日比2.55ポイント(0.20%)高い1265.56だった。
アンジェスやAIins、JTOWER、エヌピーシーが上昇した。一方、BASEやラクス、メルカリが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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