新興株11日 ジャスダック14日続伸、連日高値 マザーズ反落 マクアケの売買代金、同市場の3割
11日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は14日続伸した。終値は前日比3円16銭(0.08%)高い3738円22銭と年初来高値を更新した。2019年9月5~26日以来の14連騰で、18年10月22日以来およそ1年2カ月ぶりの高値水準。15日の米国の対中制裁関税「第4弾」の全面発動など重要日程を控え、市場全体に様子見ムードが広がるなか、好材料を発表した銘柄などへの買いがやや優勢となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で507億円、売買高は6139万株だった。夢みつけ隊やシステムディ、オリコンが上昇した。半面、ワークマンやマクドナルド、Tホライゾンは下落した。
東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比8.27ポイント(0.91%)安い897.94だった。アクセルMやメルカリ、シルバライフが下落した。一方、ホープやジーエヌアイ、セルソースは上昇した。
10日にマザーズ市場に上場したALiNKは11日、初めて取引が成立し、初値を645円(16.0%)上回る4665円で取引を終えた。成長期待などから買いが集中し、後場に一時、制限値幅の上限(ストップ高)水準まで上昇した。
11日にマザーズ市場に上場したマクアケの終値は、初値を270円(10.0%)上回った。売買代金は300億円を超え、マザーズ市場では首位。同市場全体の約3割を占めた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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