新興株前引け マザーズとジャスダック反発、成長株買いが優勢に
18日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比11.99ポイント(1.01%)高い1199.23だった。新型コロナウイルスのワクチン開発をきっかけとした景気敏感株への買いが一巡し、業績拡大への期待が高い成長株を物色する動きが優勢だった。フリーやサイバダインなど、指数寄与度が高い銘柄が買われたのも指数を押し上げた。
世界で開発しているワクチンの有効性が短期間で相次ぎ確認されアンジェスには連想買いが入ったほか、JTOWERやT&Sが上昇した。一方、AIinsやBASE、チャットWは下落した。
日経ジャスダック平均株価も反発した。前引けは前日比4円46銭(0.12%)高い3583円24銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で307億円、売買高は4908万株。出前館や不二硝が上昇したほか、綜研化学は前日発表の中期経営計画を材料視した買いが入った。半面、ウエストHDやSEMTEC、ワークマンは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
関連キーワード