新興株前引け マザーズが一時18年1月24日以来の高水準 ジャスダックは小幅反発
14日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比16.05ポイント(1.19%)高い1363.13だった。一時は1367.78と、取引時間中として2018年1月24日以来、およそ2年8カ月ぶりの高い水準まで上昇した。米経済対策などを巡る不透明感で東証1部銘柄が軟調に推移するなか、新興市場では外部環境の影響を受けにくいとして時価総額の大きい銘柄への資金流入が目立った。
市場からは「デジタル関連などテーマ性のある銘柄も多く、物色が続いているようだ」(国内証券の投資情報担当者)との声も聞かれた。メルカリやフリー、弁護士COMが上昇した。一方で、アンジェスやHENNGE、マネフォは下落した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比14銭高い3649円4銭となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で440億円、売買高は9509万株。セリアやCiメディカ、ウエストHDが上昇した。半面、BBタワーやワークマン、マクドナルドは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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