新興株前引け ジャスダック、マザーズともに反落
3日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比25.69ポイント(2.03%)安い1239.87だった。時価総額の大きいBASEやメルカリなど電子商取引(EC)関連銘柄に売りが膨らみ、指数を押し下げた。新型コロナウイルスのワクチン普及が近づいているとして、市場では「IT(情報技術)銘柄を売って東証1部などの景気敏感業種に買いを入れるという動きが出ているようだ」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との指摘があった。ラクスやSansan、メドレーが下落した。一方で、アンジェスやエヌピーシー、日本情報Cは上昇した。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比9円66銭(0.26%)安い3669円67銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で329億円、売買高は9468万株。ワークマンや出前館、ハーモニックが下落した。半面、NexusBや不二精機、フェローテクは上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
関連キーワード
関連企業・業界