新興株前引け ジャスダック続伸、マザーズ反落 IPO2銘柄が初値つける
11日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比3円03銭(0.08%)高い3738円09銭となった。15日の米国の対中制裁関税「第4弾」の全面発動など重要日程を控え東証1部の主力銘柄を手がけにくいなか、値動きの軽い中小型株に資金が集まった。前引け時点で10日につけた年初来高値を上回っている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で313億円、売買高は3727万株。夢みつけ隊やシステムディ、オリコンが上昇した。半面、ワークマンやマクドナルド、Tホライゾンは下落した。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比7.32ポイント(0.81%)安い898.89だった。ジーエヌアイやアクセルM、メルカリが下落した。一方で、ホープやセルソース、そーせいは上昇した。
10日にマザーズ市場に上場したALiNKは上場2日目の11日、公募・売り出し価格(公開価格、1700円)の2.4倍にあたる4020円で初値をつけた。午前の終値は4030円。
11日にマザーズ市場に上場したマクアケは、11時15分に初値をつけた。初値は2710円と公開価格(1550円)を1160円(75%)上回った。午前の終値は2819円。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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