東証大引け、続伸し32円高 米株高を好感 追加緩和観測の後退は重荷 

2015/10/29付
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29日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比32円69銭(0.17%)高の1万8935円71銭で終えた。28日の米株高や円安・ドル高を好感した買いが優勢だった。前日比の上げ幅を177円まで広げる場面があった。JPX日経インデックス400は続伸、東証株価指数(TOPIX)は小反落した。

米連邦準備理事会(FRB)が28日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で、12月会合での利上げに含みを持たせた。市場では「9月の声明文に比べると(利上げに積極的な)タカ派的な内容」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長)との受け止めが多かったが、米株は大幅に上昇した。米株高と円安・ドル高が同時に進み、日本株全体の追い風になった。

もっとも、買いの勢いは限られた。取引開始前に経済産業省が発表した9月の鉱工業生産指数速報値は前月比で1.0%上昇。市場の予想に反して3カ月ぶりの上昇となり、30日の金融政策決定会合で日銀が追加緩和に踏み切るとの観測が後退し、株価の重荷になった。

TOPIXの浮動株比率見直しに伴う持ち高調整が生じ、商いが膨らんだ。東証1部の売買代金は概算で3兆4069億円と、9月11日(株価指数先物・オプションの特別清算指数の算出日)以来、約1カ月半ぶりの多さとなった。売買高は27億2557万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は987と全体の52%を占めた。値下がりは794、変わらずは125だった。

29日の取引時間中に好決算と自社株買いを発表したHOYAが上げた。ファナック村田製キーエンスが上昇。アステラス小野薬といった医薬品株も買われた。一方、トヨタホンダは下落。28日に発表した決算が不振だった野村大和も下げた。

東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。土木管理象印が上げ、ラオックスJトラストが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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