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東証大引け 5日ぶり反発、一時270円超高 円安・アジア株高で買い戻し

19日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、前日比206円90銭(0.89%)高の2万3400円70銭で終えた。円相場が一時1ドル=110円台前半まで下落したことや、アジア各国・地域の主要な株価指数の上昇を受け、株価指数先物を売り持ちした投資家の買い戻しが入った。上げ幅は一時270円を超えたが、戻り売り圧力は強く伸び悩んだ。

2月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数が前月から改善したことで、米景気に対する過度な懸念が和らぎドル買い・円売りが進んだ。1~3月期売上高が計画未達となる見通しを発表した米アップル株が前日の米株式市場で底堅い動きとなったことや、中国での金融緩和期待を支えとした香港や上海の株価指数の上昇が買い安心感をもたらした。前日まで大幅下落したことで、自律反発狙いの買いも入った。

一方で、新型肺炎の感染拡大が国内景気に及ぼす悪影響への警戒感は根強く、上昇一服後は戻り待ちの売りが出た。

JPX日経インデックス400は8営業日ぶりに反発。終値は前日比61.68ポイント(0.41%)高の1万5015.94だった。東証株価指数(TOPIX)も8営業日ぶりに反発し、6.15ポイント(0.37%)高の1671.86で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆1108億円。売買高は11億3397万株だった。値上がり銘柄数は1245と全体の約58%を占めた。値下がり銘柄数は801、変わらずは114銘柄だった。

アドテスト信越化TDK太陽誘電が上昇。中外薬第一三共が堅調で、日清粉G味の素JR東海が高い。一方、日本製鉄神戸鋼が軟調。三井化学旭化成が安く、三菱UFJ三井住友FG第一生命HDが下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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