東証大引け、大幅反発 1カ月ぶり高値水準、ファストリは重荷

2015/10/9付
保存
共有
印刷
その他

9日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発した。前日比297円50銭(1.64%)高の1万8438円67銭と高値引けとなり、9月9日以来、1カ月ぶりの水準へ回復した。前日の米株式相場が上昇。市場の関心が高い中国の上海株式相場が堅調に推移し、投資家心理が改善した。指数への影響が大きい値がさのファストリ株の下落が重荷となったが、幅広い銘柄に買いが優勢となった。

8日の米ダウ工業株30種平均が5日続伸し、心理的な節目となる1万7000ドルを回復した。9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が年内利上げを強く示唆する内容にはならず、早期利上げ観測が後退。米利上げが新興国を中心とした世界経済を減速させる要因になるとの懸念がくすぶっていただけに、東京市場でも運用リスクをとる動きにつながった。

市場では「連休を前に売りに傾いた株価指数先物の持ち高を中立方向に直す目的で買い戻しが入った」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声が聞かれた。午前には伸び悩む場面があったが、大引けに掛けて強含む展開だった

東証株価指数(TOPIX)も反発し、終値は前日比33.73ポイント(2.28%)高の1515.13と8月31日以来の高値をつけた。JPX日経インデックス400も反発し、319.50ポイント高の1万3589.07で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆9712億円、売買高は25億4925万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1618と、全体の85%を占めた。値下がりは235、変わらずは46銘柄だった。

鉄鋼の新日鉄住金JFE、非鉄の三菱マ住友鉱が大幅高。トヨタ日産自浜ゴムブリヂストンが上げた。海運の郵船川崎汽、商社の三菱商三井物が上昇した。一方、ファストリは大幅安。8日に発表した決算の内容が物足りないとして売りが広がった。松屋も下落。吉野家HDリクルートも売りに押された。

東証2部株価指数は3日ぶり反発した。ラオックス象印が上げ、朝日インテクアトムが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]