東証大引け、反落 米株安を嫌気、日銀決定前で様子見も

2016/1/28 15:21
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28日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。前日比122円47銭(0.71%)安の1万7041円45銭で終えた。前日に米金融政策の現状維持が決定され米株安につながり、東京株式市場でも投資家心理が悪化した。あすの日銀の金融政策決定会合の発表を控えて様子見姿勢も広がった。一方で、円相場はやや円安方向に進行して輸出関連に見直し買いが入り相場を下支えした。

注目が集まっていた米連邦準備理事会(FRB)が開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策の現状維持を決定した。「世界景気や金融環境の進展を念入りに注視する」との文言は加えられたものの、3月での利上げ観測を後退させるほどの内容ではないと見られて前日の米株は売りが優勢だった。朝方には米株安で東京株式市場の投資家心理が悪化、日経平均は一時前日比200円超まで下げる場面があった。

米アップルは26日に2016年1~3月期の売上高の見通しを前年同期と比較して1割近く下回ると発表、成長鈍化が嫌気されてアップル株は27日に約6%下落した。これを受けてTDK太陽誘電などアップル関連とされる銘柄にも連想売りが波及して相場の重荷となった。

JPX日経インデックス400も反落した。終値は前日比81.98ポイント(0.65%)安の1万2547.22だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、8.60ポイント(0.61%)安の1392.10で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆3772億円だった。売買高は21億4539万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1095と全体の56.5%を占めた。値上がりは753、変わらずは87銘柄だった。

アップル関連の村田製航空電子が下落した。前日に16年3月期の業績見通しの下方修正を発表したアルプスが大幅安だった。15年12月の建設機械出荷額が18.6%減と伝わり、コマツ日立建機に連想売りが広がった。28日昼に16年3月期の業績見通しの下方修正を発表した川重が下げた。

一方、トヨタスズキが上げた。きのう制限値幅の上限(ストップ高)を付けたダイハツは連日で上昇した。前日に16年12月期の連結業績の見通しを増収増益と発表したキヤノンが上げた。15年4~12月期の純利益が89%増だった日立化、高水準の受注を公表したアドテストがそれぞれ大幅高だった。

東証2部株価指数は続伸した。理経朝日インテクが上げた。一方、ラオックス阿波製紙が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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