東証大引け、反発し87円高 リスク回避和らぐ、三菱UFJ5%高

2015/5/8付
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8日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比87円20銭(0.45%)高の1万9379円19銭だった。一時は上げ幅を160円超に広げ、1万9400円台半ばを回復した。前日の米株高を受け、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。直近高値を付けた4月23日から前日までに900円近く下げたこともあり、目先の自律反発を狙った買いが入った。双日三菱UFJなどPBR(株価純資産倍率)が低く割安とみなされる銘柄に上昇が目立った。ただ、日本時間今夜に4月の米雇用統計の発表を控えるとあって高値圏では利益確定売りも出て、相場は大引けにかけて上げ幅を縮めた。

欧米債券市場で長期金利の上昇が一服し、前日の米株式相場が反発。日本株にも買い安心感が広がった。割安感のある銘柄に加え、ソフトバンクホンダ富士重など、好業績期待があり、指数への影響度の大きい銘柄が大幅に上げたことも日経平均を押し上げた。

日本時間21時30分に4月の米雇用統計が発表される。3月分は非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を大きく下回った経緯があり、大引けにかけては結果を見極めようと持ち高を手じまう動きが広がった。

市場では、仮に日経平均が来週の取引で「日足の一目均衡表で『雲』の上限(1万9264円近辺)を下回ると1万9000円割れがみえてくる」(SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリスト)との声もある。一方、この水準を維持できれば、「目先はきょうの終値前後でもみ合いが続きそうだ」という。

7日投開票された英総選挙は、与党・保守党のキャメロン首相が事実上の勝利宣言をした。連立相手の自由民主党と合わせて過半数の議席を確保したのかどうかはまだ明らかになっていない。株式市場では「(保守党が国民投票で是非を問うとしている)欧州連合(EU)からの離脱に向けて協議が進んでいるわけではなく、現時点で市場の関心はそれほど高くない」という。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに4営業日ぶりに反発した。業種別TOPIXは銀行業や水産・農林業、空運行などが上昇した。一方、石油石炭製品や鉱業は下落した。

東証1部の売買代金は概算で2兆8001億円、売買高は25億6526万株。東証1部の値上がり銘柄数は1272と全体の3分の2を占めた。値下がりは516、変わらずは94だった。

三菱UFJは5.5%高、三井住友FGは4.6%高で取引を終えた。双日は7.1%高だった。第一生命は年初来高値を更新した。一方、今期の減配を発表した丸紅は下げに転じ、一時4%超安。パイオニアファナックも下げた。

東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。ベネ・ワン朝日インテクアートSHDが上昇。象印日精機ヨネックスは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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