東証大引け 3日続落、ファナックなどに売り 様子見ムード強く
28日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、前日比58円47銭(0.26%)安の2万2657円38銭で終えた。決算発表前の様子見ムードで薄商いのなか、持ち高整理目的の売りがファナックなどに出て、相場を押し下げた。外国為替市場での円高・ドル安傾向も自動車など輸出関連株の売りを促した。半面、ハイテク株や医薬品の一角には買いが入った。
日経平均は一日を通して方向感に欠ける展開だった。海外勢も新型コロナウイルスの感染状況など目先の材料を受けた短期売買が中心だった。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比67.17ポイント(0.47%)安の1万4143.12だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、7.57ポイント(0.48%)安の1569.12で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆9878億円。売買高は10億8836万株と、低調だった。東証1部の値下がり銘柄数は1534と、全体の約7割を占めた。値上がりは557、変わらずは81銘柄だった。
ダイキン、ファストリ、日立建機、KDDIが下落した。一方、第一三共、ソフトバンクグループ(SBG)、TDK、富士フイルムが上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕