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東証大引け 4日続伸、連日で29年半ぶり高値 不動産株など高い

27日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比107円40銭(0.40%)高の2万6644円71銭で終えた。終値で1991年4月以来およそ29年半ぶりの高値を連日で更新した。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており朝方は売りが先行したが、ワクチンの早期開発などへの期待も根強く、投資家が運用リスクをとる姿勢が次第に優勢となった。上げ幅は一時130円を超えた。

材料の出た不動産株に加え、高速通信規格「5G」や電気自動車(EV)などに関連するハイテク株の一角、鉄鋼や非鉄といった景気敏感株の一角にも買いが目立った。市場では「主要国の経済対策や金融緩和の強化が支援材料となって、先行きも大きく相場が崩れることはないとの見方が強まっていることが買いを誘った」(国内証券)との声が聞かれた。

ただ上値は限定的だった。日経平均は今週に入ってからの上げ幅が1000円を超えていたため、高値警戒感から利益確定売りが出やすかった。円相場が1ドル=103円台後半と円高・ドル安に振れたのも、採算悪化につながる輸出関連株の重荷になった。

JPX日経インデックス400は4日続伸。終値は前日比78.40ポイント(0.49%)高の1万6233.44だった。東証株価指数(TOPIX)は6日続伸し、8.27ポイント(0.47%)高の1786.52で終えた。

東証1部の売買代金は概算で3兆4069億円。売買高は15億2950万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1500と、全体の7割近くを占めた。値下がりは608、変わらずは68銘柄だった。

三井不がTOB(株式公開買い付け)をかけると伝わった東京ドームに買いが膨らみ、東建物東急不HDなどほかの不動産株も買われた。スクリンTDK日東電なども高い。第一三共武田も上昇した。半面、トヨタ日産自マツダなど売られた。東ガス大ガスカシオリコーも下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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