東証大引け、反発 米株高とGDP予想上振れで 商いは低迷

2015/8/17付
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17日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前週末比100円81銭(0.49%)高の2万0620円26銭だった。前週末の米株高を受け、中国人民元の実質切り下げを受けた世界的な株安が一服したとの見方が強まり、日本株にも買い安心感が広がった。朝方発表された4~6月期の国内総生産(GDP)速報値のマイナス幅が市場予想ほど大きくなかったことも追い風になった。もっとも売買は低調で、東証1部の売買代金は概算で1兆9480億円(速報ベース)と、4月6日以来およそ4カ月半ぶりに活況の目安とされる2兆円を下回った。

上げ幅は午前に一時150円に迫った。4~6月期のGDPは市場予想こそ上振れしたものの、3四半期ぶりのマイナス成長だった。市場では政府による追加の経済対策への期待感が株価の下値を支えたとの指摘があった。

午後に入ると材料難から積極的な売買を手控える雰囲気が強まった。日本時間きょう夜に米国で8月のニューヨーク連銀景気指数、19日に7月28~29日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨などの発表を控え、様子見ムードが広がった。中国景気への警戒感も根強い。市場全体が薄商いとなるなか、個人投資家は「利益確定売りが優勢だった」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)といい、朝方の買い一巡後は上げ幅を縮める場面が目立った。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。

東証1部の売買高は17億882万株。東証1部の値上がり銘柄数は1289、値下がり銘柄数は492、変わらずは109だった。

伊藤ハ大林組オープンHが年初来高値を更新した。雪印メグは上場来高値を付けた。帝人など繊維製品株、キッコマンなどの食品株も堅調だった。半面、不動産や自動車の一角が軟調だった。トヨタが反落、マツダは6日続落した。ソニー富士通日立が下げた。

東証2部株価指数は3日続伸した。朝日インテク象印コメ兵が上昇。RVHフライトHD瑞光は下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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