東証大引け 続落、2万1500円割れ ルネサスなど半導体に売り - 日本経済新聞
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東証大引け 続落、2万1500円割れ ルネサスなど半導体に売り

7日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、終値は前日比140円80銭(0.65%)安の2万1456円01銭だった。節目の2万1500円を1週間ぶりに下回った。6日の米ハイテク株安を嫌気し、東エレク信越化アドテストなど半導体関連株がそろって売られた。店舗や情報システムの減損処理などに伴い2019年3月期の業績予想を下方修正したみずほFGが下落し、他の銀行株にも減損発表リスクを警戒した売りが膨らんだ。

半導体大手のルネサスの急落も、半導体株の買い手控えにつながった。ルネサスは中国の需要減少を背景に国内外で半導体生産を一時停止すると伝わり、制限値幅の下限(ストップ安)で終えた。中国経済の先行き不透明感も強まり、午後には「海外投資家が中国関連銘柄の売りを強めた」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれた。

昼に「トランプ米大統領が6日、企業経営者らを集めた会合で日本企業の対米投資拡大を改めて求めた」と伝わった。米国の対日交渉姿勢が強硬になるとの警戒感から一部主力株に売りが強まる場面があった。日経平均は一時下げ幅を200円近くまで広げた。

半面、不動産や陸運、小売りといった内需関連株に消去法的な買いが入り、相場の下値を支えた。

東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、前日比13.59ポイント(0.84%)安の1601.66で終えた。JPX日経インデックス400も3日続落で終値は124.80ポイント(0.87%)安の1万4229.83だった。

東証1部の売買代金は概算で2兆2475億円、売買高は12億5443万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1505と全体の約7割。値上がりは556、変わらずは72だった。

太陽誘電TDKの下げが目立った。安川電日立建機が売られ、エーザイや武田も軟調だった。三菱UFJ三井住友FGが安く、りそなHDは昨年来安値を更新した。一方、ユニファミマファストリが上昇した。住友不三井不も高く、マルハニチロ日水も堅調だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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