東証大引け 続伸 26年ぶり高値 海外勢が主力株買い
16日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。終値は前日比236円93銭(1%)高の2万3951円81銭で1991年11月15日以来、約26年2カ月ぶりの高値を付けた。日経平均は一時、247円高の2万3962円まで上昇し節目の2万4000円に迫った。世界的な景気回復期待が根強く、日本株に強気の海外投資家が主力株に買いを入れた。
ファナックやファストリ、ソフトバンクといった株価指数への影響が大きな値がさ株に海外投資家からの買いが入った。この3銘柄で日経平均を128円押し上げた。外国為替市場で円相場の上昇が一服したのも日本株を支えた。
東証株価指数(TOPIX)は前日比10.35ポイント(0.55%)高の1894.25と続伸し91年6月以来、26年7カ月ぶりの高値を付けた。JPX日経インデックス400も続伸し、105.82ポイント(0.63%)高の1万6783.57と算出開始以来の最高値を更新した。
東証1部の売買代金は概算で2兆4307億円、売買高は13億1817万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は972、値下がりは980、変わらずは111銘柄だった。
ファナックは8日続伸し上場来高値を更新した。SMCや日電産、村田製が上昇した。トヨタとデンソーも高かった。一方、新日鉄住金とJFEは下落した。伊藤忠や住友商、丸紅など商社株は安かった。
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