東証大引け 3日ぶり反発、円安や中国株高を好感 幅広く買い - 日本経済新聞
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東証大引け 3日ぶり反発、円安や中国株高を好感 幅広く買い

15日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比163円83銭(0.77%)高の2万1450円85銭で終えた。円相場が1ドル=111円台後半の円安・ドル高水準で安定していたほか、中国・上海株式相場の上昇を受けて投資家心理が改善した。短期志向の海外投資家による株価指数先物への買いも相場を押し上げた。機械、自動車といった輸出関連のほか、小売り、不動産など内需株も幅広く買われた。日経平均は午前に上げ幅を230円あまりに広げる場面があった。

中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)がこの日閉幕し、李克強(リー・クォーチャン)首相が減税や社会保険料引き下げの日程を明らかにした。上海総合指数が一時2%近く上昇し、日本株にも投資家の買い意欲が高まった。

上値を抑えていた国内金融機関による決算対策売りや持ち合い解消売りも「今週をめどに一巡する」(国内証券ストラテジスト)との見方が多い。3月下旬にかけては配当権利取り狙いの買いや配当再投資を目的とした先物買いが増えるとみられ、需給が改善するとの期待も投資家心理を支えた。

JPX日経インデックス400が3日ぶりに反発し、終値は前日比129.55ポイント(0.92%)高の1万4266.22だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、14.34ポイント(0.90%)高の1602.63で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆7889億円、売買高は14億8329万株だった。日経平均株価や英FTSEの指数の構成銘柄見直しに伴い、大引けにかけて指数連動型の運用を目指す機関投資家の取引が膨らんだ。東証1部の値上がり銘柄数は全体の3分の2にあたる1434、値下がりは634、変わらずは68だった。

14日の米株式市場の時間外取引で米半導体大手ブロードコムが上昇したのを好感し東エレクが上昇。ファナックユニファミマも高い。テルモソフトバンクグループ(SBG)、京セラも上げた。半面、ファストリ大和ハウス大日本住友住友鉱が安い。TDKミネベア、エプソンも下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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