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東証大引け 続伸 3週ぶり高値 米中交渉の進展期待で

24日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日比88円69銭(0.41%)高の2万1709円57銭で終え、5日以来およそ3週ぶりの高値水準となった。米中貿易交渉の進展期待や外国為替市場の円安・ドル高を好感し、半導体関連や自動車を中心に買いが優勢だった。商いが盛り上がりに欠けるなか、内需株には売りも目立ち相場の重荷となった。

米中協議が進むとの期待を背景に前日の米株式相場が上昇し、投資家心理が改善。半導体市況の改善期待から検査装置のアドテストが約11年7カ月ぶりの高値を付けたほか、トヨタが年初来高値を更新するなど自動車株の上昇も相場を支えた。

しかし、上値を追う動きは限られた。このところの外需株の堅調さを背景に内需株から資金を移す動きが広がった。医薬品のほか、不動産や建設などが下げて相場全体の重荷となった。主要企業の決算発表を控え、積極的に持ち高を一方向に傾ける投資家が少ない。日中はコンピューターのアルゴリズム取引の売買が中心で、日経平均の値幅(高値と安値)は67円にとどまった。

次期英首相に欧州連合(EU)からの強硬離脱派のボリス・ジョンソン前外相が決まったが、「織り込み済みで、きょうの相場への影響は限定的」との見方が多かった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前日比6.27ポイント(0.40%)高の1575.09で終えた。JPX日経インデックス400も続伸し、終値は57.59ポイント(0.41%)高の1万4012.31だった。

商いは低調だった。東証1部の売買代金は概算で1兆8437億円と、4営業日続けて節目の2兆円を割り込んだ。売買高は9億9505万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1199、値下がりは837、変わらずは114だった。

ファナックソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が高い。東エレク信越化が買われたほか、京セラ安川電も上昇した。一方、ファストリダイキンNTTデータが安い。アステラス中外薬が下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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