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東証大引け 続落、中国の景気回復に警戒 利益確定売り強まる

14日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比178円32銭(0.76%)安の2万3141円55銭で終えた。日経平均が続落したのは10月2~3日以来約1カ月ぶり。米中貿易協議の先行き不透明感に加え、7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値や中国の経済指標などが弱めの内容となったことを受け利益確定の売りが進んだ。午後には香港情勢の緊迫化警戒でハンセン指数が下落したため株価指数先物に断続的な売りが出て、下げ幅は一時250円を超えた。

午前発表の中国10月経済指標は工業生産高、小売売上高が市場予想を下回るなど低調さが目立った。米中貿易協議の進展が中国経済の回復につながるのは当面先との見方から、中国関連である半導体や機械株の一角に売りが出た。

内閣府が朝方発表した7~9月期の実質GDP速報値も前期比・年率で0.2%増と、市場予想(0.8%増)を下回った。市場からは「国内外で弱めの経済指標や2019年4~9月期の主要企業決算を見て、指数が上に突き抜けるには材料不足との思惑が売りを促した」(大和証券の高橋和宏株式上席ストラテジスト)との声が聞かれた。

JPX日経インデックス400は続落し、終値は前日比142.88ポイント(0.94%)安の1万5037.40だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、15.93ポイント(0.94%)安の1684.40で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2436億円。売買高は14億40万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1726と、全体の約8割を占めた。値上がりは371、変わらずは57だった。

アドテスト信越化ファナックが安い。ホンダ楽天も売られた。一方、リクルートヤマハ発は上昇した。経営統合を報じられたZHDLINEは大幅高となり、ソフトバンクグループ(SBG)も堅調だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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