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東証大引け 3日ぶり反発 機械やアップル関連に買い

13日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比43円09銭(0.19%)高の2万3601円78銭で終えた。前日の米株高が投資家心理を支えた。需要回復期待から機械株が買われたほか、13日の米アップルの特別イベントを控え、関連銘柄が物色された。ただ、相場全体の上値は重く、日経平均株価は小幅に下げる場面も目立った。

朝方は米ハイテク株の上昇を手がかりに買いが優勢となり、日経平均の上げ幅は100円を超えた。ただ、その後は利益確定目的の売りが出やすかった。米製薬大手が新型コロナワクチンの臨床試験を一時中断すると発表し、相場の重荷となった。

東京市場ではエーザイ中外薬塩野義など医薬株の下げが目立った。米国で連邦最高裁判所判事に指名されたバレット氏の公聴会が始まり、同氏の医療保険制度改革法(オバマケア)に批判的な立場が再認識されたのが嫌気された。市場からは「景気持ち直し期待でディフェンシブ銘柄に売りが出やすかった」(国内証券のストラテジスト)との見方があった。

中国税関総署が13日発表した9月の貿易統計は輸出が4カ月連続で前年比増。輸入は3カ月ぶりにプラスになった。市場からは「悪いニュースではないが、大きな反応はなかった」との指摘があった。

JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比52.71ポイント(0.36%)高の1万4835.96だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、5.75ポイント(0.35%)高の1649.10で終えた。

東証1部の売買代金は概算で1兆8405億円。売買高は8億7081万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1045と、全体の約5割を占めた。値下がりは1028銘柄、変わらずは103銘柄だった。

ファナックオークマ、GSユアサなどが買われた。太陽誘電SUMCOアドテストも高かった。政府が「Go Toトラベル」の予算を追加で事業者に配分すると伝わり、JALなど空運株が買われた。一方、ソフトバンクグループ国際石開帝石、ENEOSが安かった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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