東証大引け 3日続伸 88円高 円安で、重要日程控え様子見
13日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比88円03銭(0.38%)高の2万2966円38銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=110円台後半と、前日に比べ円安・ドル高水準で推移したことが好感され、トヨタなど自動車株を中心に買いが優勢だった。もっとも、週後半にかけて国内外で重要な経済イベントが相次ぐため、内容を見極めたいとして終始、様子見ムードが強かった。
日経平均は一時、上げ幅が100円を超える場面もあったが、心理的な節目の2万3000円に接近すると利益確定売りが出やすくなった。
業績が景気動向に左右されづらいディフェンシブ(防御的)銘柄や、内需株を物色する動きも続いた。マルハニチロや伊藤園など食料品セクターのほか、JR東海や南海電などの鉄道セクターで年初来高値を更新する銘柄が目立った。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。前日比7.55ポイント(0.42%)高の1800.37で終えた。JPX日経インデックス400も3日続伸。終値は同76.04ポイント(0.48%)高の1万5924.62だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2489億円。売買高は11億9857万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1286、値下がりは703、変わらずは100銘柄だった。
ソフトバンクや東海カが高い。JTも上げた。一方、任天堂やSUMCO、ファストリが下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕