東証大引け 5日続落、3カ月半ぶり安値 今年5番目の薄商い
22日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落した。終値は前日比9円29銭(0.05%)安の1万9383円84銭で5月1日以来、3カ月半ぶりの安値を付けた。5日続落は今年初めてで2016年5月6日までの6日続落以来の長さとなった。北朝鮮を巡る地政学リスクや米トランプ政権の混迷を警戒し、持ち高を調整する売りが優勢になった。
日経平均は小幅高となる場面もあった。前日までの4日続落の反動で、自律的な反発を狙った買いも入った。日経平均の日中値幅(高値と安値の差)は75円にとどまり、相場の方向感は乏しかった。東証1部の売買代金は概算で1兆7142億円と今年5番目の少なさだった。
JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに小幅に反発した。終値は前日比5.84ポイント(0.04%)高の1万4155.30だった。東証株価指数(TOPIX)も5営業日ぶり反発で、0.93ポイント(0.06%)高の1596.12だった。東証1部の売買高は13億1491万株で値下がり銘柄数は919、値上がり966、変わらず138だった。
東ガスや大ガス、味の素が下落した。JR東日本やJR西日本、ヤマトHDが下げた。NTTドコモやKDDIは売られた。
携帯電話事業の売却が伝わった富士通は5営業日ぶりに反発した。キーエンスやJFE、住友鉱が高い。新日鉄住金とSMC、いすゞが買われた。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反発した。東芝とシャープが上げ、ピクセラと朝日インテクが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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