東証大引け、小幅続伸 リスク回避和らぎ買い優勢、売買は低迷

2014/8/12付
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12日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸。終値は前日比30円79銭(0.20%)高の1万5161円31銭だった。ウクライナや中東などの海外情勢の先行きに対する過度な警戒が後退し、前日の欧米株が上昇。投資家のリスク資産回避姿勢がゆるみ、東京市場では買いが優勢だった。もっとも、新規の手掛かり材料不足で日経平均は方向感の乏しい展開だった。後場には薄商いのなか、先物主導で下げに転じる場面もあった。

日経平均続伸、終値30円高の1万5161円。12日のマーケットの動きを解説(日経CNBC)

日経平均続伸、終値30円高の1万5161円。12日のマーケットの動きを解説(日経CNBC)

朝方は前日の欧米株が上昇したことを好感。東京市場では買いが先行した。前場中ごろに外国為替市場で円相場が1ドル=102円30銭台まで下落。株価指数先物に買いが続き、現物株にも買いが広がり日経平均の上げ幅は100円を超える場面もあった。

後場に入ると相場全体の方向感の乏しさが色濃くなった。13時半前には、ここからの上値は限定的とみて投資家の手じまい売りが株価指数先物に膨らんだ。裁定取引解消に伴う現物株の売りも膨らみ、日経平均は一時下げに転じた。一方、個人投資家の関心はネットゲーム株に集まった。東証1部の売買代金首位だったコロプラの売買代金は1728億円で、2位のソフトバンクの3倍超に膨らんだ。

JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ小幅続伸。業種別TOPIXでは全33業種中、「情報・通信業」、「その他金融業」、「繊維製品」の3業種を除く30業種が上昇。なかでも「ガラス土石製品」の上げが目立った。

東証1部の売買代金は概算で1兆6180億円だった。このところの売買活況の節目とされる2兆円を2日連続で下回った。4~6月期の国内総生産(GDP)速報値発表をあすに控え、模様眺め気分が強かった。売買高は16億1823万株。東証1部の値上がり銘柄数は1017、値下がり銘柄数は662、変わらずは138だった。

コロプラ、マーベラス、KLabが上昇。トヨタ、三井物も買われた。一方、ソフトバンク、ファストリ、KDDIなど値がさ株が安い。前日の大引け後に2015年3月期の通期見通しを据え置いたハピネットは急落した。

東証2部株価指数は小幅反落。田淵電、エルミック、日精機が下落。半面、ソディック、Jトラスト、日本管理Cが上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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