/

東証大引け 反発、米経済対策に期待感 景気敏感に買い 島忠15%高

21日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比72円42銭(0.31%)高の2万3639円46銭で終えた。米追加経済対策の与野党協議が進展しているとの期待感が広がり、投資家心理が改善した。新型コロナウイルスのワクチンが早期に使えるとの見方も追い風となった。

米与野党は20日、双方が追加経済対策の協議が前向きに進展しているとの考えを示した。21日にも詰めの協議が続くとし、市場では追加策の成立への期待感が高まった。議論の進展を受け、米ダウ工業株30種平均の先物相場が日本時間の21日日中に堅調に推移したことで、市場でのリスク許容度は高まった。

米景気刺激策が実施されることへの期待感から、物色の矛先は景気敏感株に向かった。原油先物相場が上昇したことで鉱業が買われた。鉄鋼や海運、非鉄金属も上げた。空運は、ANAHDが2021年3月期に5000億円規模の最終赤字を計上すると伝わったものの、全体では買いが優勢だった。

与野党協議の行方だけでなく、米大統領選や2020年4~9月期決算の発表シーズンを前に積極的な取引は手控えられた。東証1部の売買代金は概算で1兆8718億円と、8営業日連続で2兆円を下回った。8営業日連続での2兆円割れは前日と同じく2019年8月以来。投資家にとって本腰を入れた投資はまだ入れづらく、グロース(成長)株とバリュー(割安)株が日ごとに強弱が入れ替わる市場環境はまだ続くとの見方が広がっている。

JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比94.97ポイント(0.65%)高の1万4728.80だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、11.86ポイント(0.73%)高の1637.60で終えた。

東証1部の売買高は9億4331万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1553と、全体の約7割を占めた。値下がりは552、変わらずは75銘柄だった。

ファナック信越化ダイキンが上昇した。KDDIトヨタが買われた。傘下のタカラバイオの業績上方修正を受け、宝HLDが大幅に上昇した。半面、ファストリエムスリーテルモオリンパスが下げた。ソフトバンクグループは売られた。

DCMが実施している島忠へのTOB(株式公開買い付け)を巡り、「ニトリHDが買収に名乗りを上げる」と伝わった。島忠が15%高となった一方、DCMは7%安、ニトリHDも下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン