東証14時、方向感に乏しい 積極的な売買見送り 午後の値幅41円
28日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は方向感に乏しい。前週末比10円ほど安い1万9400円台前半で推移している。28日のロンドン市場が休場で通常の週初よりも海外投資家からの注文が少ないという。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も膠着している。日経平均の午後の値幅(高値と安値の差)は41円程度と午前(115円程度)から大きく縮小している。市場では「米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を材料視していた一部投資家の事前の持ち高調整の解消以外、目立った動きはない」との指摘があった。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆2493億円、売買高は9億8814万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は781と、12時45分時点から減少した。値上がりは1107、変わらずは134銘柄だった。
ファストリとファナックが下げ幅を拡大している。住友不やダイキン、パナソニックも一段安した。一方、東ガスと大ガスは上げ幅を広げている。キリンHDや住友商が一段高し、大東建とNTTも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕