東証14時 小幅安、ディフェンシブ株に買い戻し
4日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小幅安で推移。前日比50円ほど安い2万1700円台前半で推移している。日銀による上場投資信託(ETF)買いの観測が相場の下げ渋りを誘った。業績に安定感のある「ディフェンシブ銘柄」への買いも相場を支えている。もっとも4日は米市場が独立記念日で休場になるため、海外投資家を中心に積極的に持ち高を傾けるムードは乏しい。
ディフェンシブ銘柄と位置付けられる資生堂や花王、NTTドコモ、KDDIなどが午後に上げ幅を広げた。「最近売られすぎとの見方がでていたディフェンシブ株に、海外ヘッジファンドから買い戻しが入っている」(外資系証券トレーダー)との声があった。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆4655億円、売買高は9億6296万株だった。
任天堂や村田製、ファナックが引き続き軟調。ブリヂストンとデンソーも安い。一方、JXTGや住友商、三井物は高い。味の素とイオンも堅調。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕