東証14時 高値圏でもみ合い 不動産や電力株が高い
3日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はきょうの高値圏でもみ合いとなっている。前日比180円ほど高い2万0500円台後半で推移している。海外投資家が不動産など出遅れ感のある業種の主力株を中心に買いを入れている。一方、上値では国内機関投資家が利益確定売りを出している。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も堅調に推移している。
関西電や沖縄電、九州電など電力株は午後から売買高を伴い上げ幅を広げている。「脱原発」を唱える希望の党代表の小池百合子東京都知事が衆院選に不出馬の考えを示したことが材料視されている。小池氏が国政に参加しないことで、脱原発の実現性が遠のいたとの見方が買いを誘った。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5455億円、売買高は10億4297万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1063と、12時45分時点からやや減少した。値下がりは870、変わらずは97銘柄だった。
塩野義とエーザイが上げ幅を拡大。京セラと積ハウスも一段高し、東ガスとスズキは高い。三井不や菱地所、東建物など不動産株が午後に入ってから上げ幅を広げた。一方、資生堂や小野薬、旭化成は引き続き安い。JR西日本と国際石開帝石も下落している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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