東証後場寄り 下げ幅拡大、コロナ感染に警戒 決算発表の日本取引所は一段安
29日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大している。前日比240円程度安い2万2400円台前半で推移し、今日これまでの安値を付ける場面があった。引き続き厳しい決算を発表した銘柄への売りが重荷となっている。中国で約3カ月半ぶりに新型コロナウイルスの新規感染者数が100人を超えるなど、引き続き国内外で感染拡大が止まらないことへの警戒も売りを促しているようだ。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約260億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1654億円、売買高は6億4868万株だった。
キヤノンとコニカミノルが10%超下げ。日産自やファナックも売られている。昼に決算発表した日本取引所は一段安。半面、中外薬や第一三共は買われている。サイバーやNECが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕