東証後場寄り 高値圏でもみ合い、海外勢が日経平均先物に買い
28日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は高値圏でもみ合っている。一時、前日比500円弱高い2万4200円台後半と、きょうの高値を付けた。東京市場の昼休み中に日経平均先物が一時2万4290円まで上昇し、現物株の買いを誘った。「前週までに日本株を売り越していた海外ヘッジファンドなどがショートカバー(買い戻し)に入ったようだ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の荒井誠治シニア投資ストラテジスト)という。ただ、上値では利益確定売りも出て、上げ幅を縮める場面もある。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約727億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5561億円、売買高は8億1145万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1705、値下がりは344、変わらずは55だった。
年初来高値を付けたソフトバンクと丸紅が一段高となった。ファストリやソニーが引き続き高い。一方、パナソニックは下げ幅を広げている。スタートトゥも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕