東証後場寄り 上げ幅縮小、一時下落に転じる 個人に追い証に絡む売りも
26日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前引け時点から上げ幅を縮小している。前日比30円程度高い1万9100円台後半での値動きとなっており、一時下げに転じる場面もあった。米株価指数先物やアジアの一部の株式指数が下落しており、日本株に対する買い戻しの勢いをそいだ。日経平均の戻りの鈍さを意識した売りが出ていることも重荷となっている。
個人投資家については「追加担保の差し入れ義務(追い証)に関連した売りと押し目買いの動きが相殺し合っている」(ネット証券の情報担当者)という。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約610億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1346億円、売買高は7億3989万株だった。
東エレクやファナックは引き続き堅調だ。テルモやKDDIも高い。一方、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株の一角が下げ幅を拡大した。JTや大塚HDも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕