東証後場寄り 安値圏 コロナ問題警戒、日銀ETF買いにらみ
16日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はきょうの安値圏で推移している。前日末比240円程度安い1万9300円近辺で推移している。国内の新型コロナウイルスの感染者数は増加を続けており、先行き警戒から機関投資家による買いは限定的。薄商いのなか売りに押されて、下げ幅を再び300円に広げる場面もある。
一方、日銀の上場投資信託(ETF)買いへの思惑もあり、下値を売り込むような動きはいまのところ出ていない。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約230億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1195億円、売買高は6億7147万株だった。
シスメックス、住友不、パナソニックは安い。日産自、三井住友FG、日立も売られた。半面、ソフトバンクG(SBG)、味の素は高い。NTT、大東建、中部電も買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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