東証後場寄り 上げ幅縮小 都の時短要請見通しが重荷に
25日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩んでいる。前日比280円程度高の2万6400円台前半で推移している。感染状況の悪化を受け、東京都が午後にも飲食店などに営業時間の短縮要請を公表すると伝わったことが重荷になっている。先物主導で指数の上昇幅が縮小している。
市場関係者からは「テクニカル指標などでは説明がつかない急な相場上昇で、値幅調整への警戒感が強まっている」(国内運用会社のストラテジスト)との指摘があった。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約610億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆7650億円、売買高は8億8534万株だった。
日本製鉄、神戸鋼、大平金が買われている。前場では一時4%高となったファストリは上げ幅を縮小している。一方、トヨタが下げ幅を広げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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