東証後場寄り 1500円安で軟調 アンリツ逆行高
13日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比1500円程度安い1万7050円近辺で引き続き軟調だ。財務省・日銀・金融庁は昼に3者会合を開いた。現時点で伝わっているのは財務省の武内良樹財務官による「必要があれば一体となって対応する」との発言だ。「金融市場の不安を抑えるために現時点で中銀や政府ができる対応策は限られている」(国内シンクタンクのエコノミスト)との見方は多い。前引け時点で東証株価指数(TOPIX)は7%超下げ、日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑からいまのところ一方的に下値を探る展開にはなっていないが、引き続き下値警戒感は強い。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約376億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆6548億円、売買高は19億1212万株だった。
ファストリ、ファナック、資生堂、アドテストが安い。半面、アンリツは逆行高となり、上げ幅を拡大している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕