東証後場寄り 小幅高、日銀現状維持に反応薄 銀行株は下げ渋り
31日の後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比70円程度高い2万2910円近辺で小幅な動きとなっている。日銀は31日まで開いた金融政策決定会合で、政策の現状維持を決めた。市場参加者の予想通りとして、相場全体への影響は限られている。
日銀は金融政策決定会合で、物価安定の目標達成に向けたモメンタム(勢い)が損なわれるおそれについて、「一段と高まる状況ではない」と評価した。目先の追加緩和観測が後退し、三菱UFJなど銀行株が下げ渋った。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約89億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆3627億円、売買高は7億8371万株だった。
三井不や第一三共、キーエンスが上昇している。アステラスや塩野義も高い。一方、OLCや大和、ソフトバンクが下落。セブン&アイやブリヂストンが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
関連企業・業界
関連キーワード