東証後場寄り 再び下落 「党員投票見送り」には思惑
1日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は再び下げ、前日比30円程度安の2万3100円台前後で推移している。午前中に上昇したものの、買いの手が続かなかったことが嫌気されている。前日から上昇が続いていた商社株の一部にも一服感が出てきている。
自民党総務会が1日、安倍晋三首相の後継を決める総裁選で党員投票の見送りを決めたと午後の取引開始後に伝わった。菅義偉官房長官が優勢になるのではとの思惑もあり、一方向に売りを傾ける動きは限られている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約167億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆288億円、売買高は5億8191万株だった。
KDDI、ソフトバンクグループ、日東電、中外薬が下げている。一方、東エレク、エムスリー、ファストリが上げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕