東証後場寄り 一進一退、循環物色が下値支える
30日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一進一退。前週末終値の2万6644円を挟んで推移している。短期的な高値警戒感や日本時間30日の米ダウ工業株30種平均先物の軟調さが重荷となっている一方、グロース(成長)株などに買いが入り下値を支えている。
市場からは「バリュー(割安)株とグロース株の循環物色があり、相場の下げは限定的」(国内証券ストラテジスト)とする見方があった。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約440億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆4069億円、売買高は7億439万株だった。
個別ではトヨタ、東京海上、ヤマトHD、みずほFG、三井物、三菱重が安い。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、モノタロウ、野村総研などは買われている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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