東証10時 下げ一服 ソニーの上昇が寄与
29日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げが一服し、前日比160円ほど安い2万3200円台半ばで推移している。新型コロナウイルスの欧米での感染拡大、経済活動の抑制が下押し圧力となっている。ただ、国内の感染動向は比較的小さいとの見方もあり、「下げたら好機との見方が多い」(国内証券会社ストラテジスト)。売りが一巡した後は押し目買いも入りやすくなっている。
前日に2021年3月期見通しを上方修正したソニーが買われている。7%近く値上がりし、日経平均を20円ほど支える要因となっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6694億円、売買高は3億2908万株だった。
エムスリーやリクルートが安い。資生堂や日立建機、デンソーも下げている。半面、21年3月期の連結純利益が一転増益になる見通しと28日に発表した大日本住友が急上昇。コマツや日電硝が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕